*Nikki  

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2024年5月18日

(2024年5月_CONTAX TVS)


2024年5月5日



2024年5月3日

●世間はゴールデンウィークですが、当事務所にはそういったキラキラした連休はなくて、デスクに張り付き編集作業に明け暮れる日々です。●気分転換梅田を散策していると、とあるコインパーキングの隅っこでホームレスとおぼしき男性と、横で熱心に話を聞いている若い男性の姿がありました。傍らに小さな三脚を立てて録画をしています。●Youtuberか何かだろうか、それとも何らかの聞き取り調査だろうか。いや調査ならボイスレコーダーで十分です。30分くらいそこにいたでしょうか。その光景が気になって仕方なく、話を聞いている男性に話しかけたくなりました。そばで様子を見るのは不自然なので、道路向かいのコンビニでアイスコーヒーを飲みながら。それが終わったら話しかけてみよう。●すると何の前触れもなく三脚を片付け、間もなく路地の方へ歩いていってしまいました。慌ててアイスコーヒーを飲み干し、信号が変わったと同時に道路を横断し、その男性が歩いて行った先を辿りました。●しかしすでに男性の姿はありませんでした。

(2024年5月_CONTAX TVS)



2024年5月2日

●そういえば3月末で大阪生活3年目に入ったことをご報告します。何百万ものブロックくずしの弾が昼夜問わず四方の壁に跳ね返りつづけるような街。その混沌とした弾の行ったり来たりを外野から眺めつづけて依然として2歩目をふみ出せないでいる3年目の春。1点に体操座りをしながら面Aを見つめるかたわら、側面に回りこんで見渡すその奥行きは果たして想像のひっくり返るような景色でしょう。まだなにも僕は見ても知れてもいない。大阪ともっと仲良くなるにはカネと勇気がいるのだ。●誰から必要ともされていない。なぜこの街に居るのかもなにがなんだか分からない空虚な時間から抜け出すために、いろんなことに振り回された2年間でした。思えば思うほどシノギに大切なものが何なのかを考えさせられるイベントばかりで、自分の至らなさに打ちひしがれることも多々。写真に魂を売ってしまった取り柄なき男は、そんな写真にまで愛されることも愛すこともできず苦しみます。早くここから抜け出さないとと焦るばかりです。●だけど嬉しい出来事にもたくさん恵まれました。京阪神エルマガジン社の発行する雑誌「SAVVY」と「Meets Regional」の2誌に同月号で撮影できたことはそのうちのひとつです。ようやくこの街と仲良くなるためのスタートラインに立つための名刺ができたような気持ちを密かに抱いています。●この街のことを語るなんて僕にはできない。でも長年「大阪」をメインテーマにまなざし、これからも何か大きな記号の完成に向けて走り続けるだろう編集者の皆さんとのご縁を受け、想いを共に制作に携われるという経験は願ってもない出来事です。大阪に居続けるための意義と熱量を、どんなすがたかたちでもいい、灯し続けなければいけないと思います。

SAVVY 6月号 「花とグリーン」 
※ページ内のどこかで2記事撮ってます


Meets Regional 6月号 「はじける! クラフトビール。」 
※ページ内のどこかで2記事撮ってます